Written by Ao Kamisawa.
『奴隷 I 種』
第 46 話  揺蕩[たゆた]
 皇太子、アグディル・ノースが危篤[きとく]――。
 その凶報が届いたのは、サイファの体調を考慮して、帰京を数日後に延ばす決定を下した直後のことだった。
「一刻も早く、お戻りを」
 朝焼けの中、早馬を駆ってきたクロエ・カートラムは、そう言って、胡桃[くるみ]色の瞳をひたとユウザに据えた。
 今年、二十九歳になる彼は、元々とある宮人の落胤[らくいん]だったが、商家であるカートラム家へ養子に出されたという。成人後、フラウ城で下働きしていたところを、利発で物怖じしない性質が父の目に留まり、十八の年で II 種として召し抱えられた。それから、約十年。今では、第三秘書として辣腕をふるっている。
 どこか物憂げで、貴族的な顔立ちに、落ち着いた物腰。だが、その[たお]やかな容貌にそぐわぬ豪健な太刀筋が天晴れなのだと、いつだったか上機嫌で語っていたアグディルの顔が脳裏に浮かび、ユウザは軽い怖気[おぞけ]に襲われた。
 あの鷹揚に笑っていた父が、今まさに死にかけているのだ。
 事件は、ユウザたちが都を発ってから二日後――毎月恒例のイグラティオヌ参詣の日に起きた。
 政の中心地である帝国会議事堂からイグラティオヌ神殿までの道のりは、徒歩で十五分。アグディルは、政務の気晴らしと称し、反対する親衛隊長を無理やり説き伏せ、車を使わず、歩いて参るのを好んだ。
 その日も、いつものように周囲をおざなりに護らせながら、皇太子一行が、おっとりと歩を進めていたところ、驟雨[しゅうう]のような矢を浴びた。
 その際、皇太子を庇って死した隊員は三名。彼らの尊き肉の盾をも掻い潜り、矢の一本がアグディルの脇腹を貫いたのだ。
 結果、アグディルは意識不明の重体。
 誰も声高には叫ばなかったが、彼の軽率を責める声は少なくなかった。十分な警備を怠った報い。[みずか]ら死を招きよせた愚か者よ、と。
 しかし、[のち]の調べで、一行に降り注がれた矢が全て風の矢≠ナ、いずれも名品と呼ぶに相応しい品々ばかりであったことが判明すると、神々の末裔たちは恐れ[おのの]いた。
 最上級の方法で確実に獲物を仕留めんとする、明確な殺意。既に日常と化した暗殺劇が、にわかに真実味を帯びた。
 悪意に満ちた企みが、幕を上げる――。
 確信に近い予感が、不安という名の薄衣[うすぎぬ]を纏って舞い上がった気がした。
「わかった」
 言葉少なに頷いて、ユウザは、傍らに控えていたグラハムを顧みた。
「パティに馬の仕度をさせておいてくれ」
「はっ」
 短く応じて、早速、踵を返しかけた彼に、さり気なさを装って付け足す。
「ああ、そうだ、馬はヘラネスが良いな」
 間違っても、スゥーラだけは止すように、と空気を和ませるように笑むと、グラハムは、たちまち険しい瞳を返してよこした。
「殿下、ご命令の意味が判じかねますが?」
「何を言う」
 自分の意向を素早く解したからこその鋭い眼差しに苦笑で応え、ユウザはクロエに視線を投げた。
「私と彼だけなら、二日もかからず都に着ける。その[かん]、殿下が持ち直されれば、それに越したことは無いが、よしんば間に合わずとも、のん気に馬車で戻るよりかは残る悔いも少なかろう。それに――」
 もう一つの気懸かりを、努めて事務的に口にする。
「サイファ・テイラントには、まだ療養が必要だ。私に代わって、そなたに責任を持って都に連れ帰ってもらいたい」
「……皇帝陛下の勅令を、この私に託されると?」
 眉間に深い皺を刻み、グラハムが粛々と問うた。その目に、彼らしからぬ戸惑いが見て取れる。まるで、ユウザ自身の迷いが映し出されたかのように。
「そうだ」
 己に言い聞かせるように決然と答え、ユウザは席を立った。
「さ、急ごう」
 時は一刻を争うのだから。
 それからのユウザの行動は、実に迅速だった。
 村長に事の成り行きと礼を述べ、残してゆくパティとミリアに今後を指示し、最後に、サイファに断りを入れるため病床を訪ねた。
 しかし、軽く叩いた戸内からは何の応答もなかった。躊躇[ためら]いがちに細く扉を開いてみると、穏やかな寝息が聞こえてくる。
(……無理もないか)
 いくら薬を飲ませたとはいえ、全身に軽い火傷を負っていたのだし、夜中に、あんな一騒動もあったから、定時に起きられないのも当然だった。
 ユウザは、そのまま戸を閉めようとして、思い[とど]まった。足音を忍ばせて寝台に近づき、いつかと同じように、その寝顔に見入る。
 美しい女だと、改めて思った。
 華奢な顎から喉元にかけての、なだらかな曲線。呼吸に合わせて微かに羽ばたく、容よい鼻翼。薄く開いた唇から、真珠のような潤んだ歯列が覗く。
 我知らず咽が鳴り、ユウザは軽く頭を揺すった。
 期せずして二度も味わってしまった彼女の熱が、[おき]のように自分の身内に宿っているのをまざまざと感じた。
 父親の死が間近に迫っているというのに、自分は何と卑しい男なのかと、残る理性が[][ざま]に罵る。
 ユウザは音を立てずに部屋を出た。
 諦めよう、突き放そう、と心に決めながら、未だに思い切る事が出来ないのは、近くに居すぎる所為かも知れない。
「この調子なら、昼前にもヒリングワーズに着けそうだな」
 路肩で胡坐[あぐら]をかきながら、ユウザは水筒の水を呷った。
「然様でございますね。午後一番の早船に乗れれば、明日の昼過ぎには帝都に着けるかと」
 応じるクロエも、火急の伝令を終えた安堵もあってか、いくぶん和らいだ表情を浮かべている。
 二人がディールを出発して、およそ二時間。
 車を引いて飛ぶのと違い、乗り手と必要最小限の荷物を積んでいるだけなので、天馬の足取りは[すこぶ]る軽やかだった。しかし、往路と同様、アスラン樹海の一本道で、ユウザは定期的に休みを取るよう指示した。逸る気持ちに任せて馬を駆れば、逆に心のゆとりが失われるような気がしたからだ。
「それにしても――」
 水筒の蓋を閉めながら、ユウザは切り出した。
此度[こたび]の事件、犯人の目星はついているのか?」
「いえ、未だはきとした事は……」
 口ごもりながら首をふり、クロエはわずかに視線を落とした。
「ほう、敵は、よほどの近親者らしい」
 口元に自然と皮肉な笑みが浮いた。伏せられた彼の瞳に、一瞬、色濃い同情の影が差したのを、見て見ぬふりは出来なかった。
「誰だ? 申してみよ」
 今更、誰の名が出ても驚くことはあるまい。
 悠然と促しても、クロエは口を開こうとはしなかった。憂いを秘めた沈黙が、ただ刻々と流れていく。
「……全く、そなたの口の固さには敬意を表そう」
 微苦笑を浮かべ、ユウザは頭に浮かんだ人物を、答え合わせでもするように淡々と告げた。
「皇位継承権、第三位――バスティル神官長……」
 叔父上であろう? と。
「なぜ……」
 言いさして、クロエは言葉を呑んだ。予想に反して落ち着き払っているユウザの様子に、何か思い当たったようだった。
「もしや、あの噂が殿下のお耳にも……?」
 半信半疑の問いかけに、ユウザは軽く頷く。
「人間を娶った愚かな皇太子と、半神の皇太孫。いかれた直系より、優秀な先祖返り≠ノ期待するのは[もっと]もな話。だが――」
 自分の話を固唾[かたず]を呑んで聞いているクロエを正面から見据え、はっきり断言する。
「首謀者は叔父上にあらず」
 それは、ユウザ自身が一晩悩みぬいた末に導き出した、揺るぎようの無い結論だった。
 昨夜、サイファを救出した後で、あの火事の原因が、[おのれ]がつい先刻まで身に纏っていた外衣[マント]にあったという事実を知り、ユウザは一時[いっとき]に血の気が引くのを感じた。
 もし、たまたま自分が川に落ちることなく、あのまま外衣[マント]を身につけ続けていたとしたら? 自分は助かったにせよ、サイファが外衣[マント]を携えている間に炎舞石の効力が発揮されていたとしたら? 第一、あの外衣[マント]に炎舞石が縫い込められているのを承知で、叔父が自分に授けたのだとしたら……?
外衣[マント]をすり替える事が出来たのは、オーランブールで[わたくし]が斬り捨てた、あの乞食[こじき]……いや、乞食に成りすました刺客以外、考えられますまい』
 己の心を読まれたとしか思えぬほど、時宜よく発せられたグラハムの言葉は、ユウザを慰めもし、深く恥じ入らせもした。
 幼い頃から懇意にし、また敬愛してきた叔父を真っ先に疑ってしまったのは、皇家の血のなせる業だと思った。
 誰も信じられない。誰も信じてはならない。それが、肉親であれば猶の事……。
『なぜ、すり替えられた≠ニ思う? 初めから、叔父上が私を殺すために贈ったとは考えないのか?』
 ユウザの自虐的な問いかけに、グラハムは眉一つ動かさず即答した。
『バスティル殿下ほどの御方が、そのような愚かしい真似をなさる筈がございません』
 確かに、自分が贈った品物のせいで甥が死んだりすれば、贈り主である叔父自身に疑いの目が向くのは判り切っている。聡明なバスティルが、そのような詰まらぬ過失を犯すとは考えにくい。
 即ち、あの外衣[マント]が凶器に選ばれた時点で、犯人が叔父ではないと証明されたようなものである。
 しかし、それでも、拭い切れない不信感がユウザを苛んだ。
 自分はまた、大切だと思っていた人間に欺かれ、裏切られたのではあるまいか? 己以外、信ずるに足るものは無いのではないか、と……。
 そんな彼の疑念に救いを[もたら]したのは、またしてもグラハムの言葉であった。
『近ごろ、宮廷の一部で隔世神秘主義[かくせいしんぴしゅぎ]≠ネる思想が支持されているのを、殿下はご存じでらっしゃいますか?』
『ああ、あの分家の者たちに都合のよい言い分であろう? 例え直系でなくとも、同じ神の血を脈々と受け継いでいる一族であれば、むしろ直系以上の神気を備えた先祖返り≠ェ現れても不思議はないとかいう。確か、エカリア本家の第七皇女が、フェスターシャの加護を受けた美姫とやらで、たいそうな人気らしいではないか』
『如何にも。エカリア家のエレミナ皇女を始め、皇家の御血筋のいずれの一族からも、ことごとく先祖返り≠ニの呼び声高き御子がお生まれでございます。されど、その論理を直系の血筋にまで当てはめる者が現れたのです。つまり、無条件で皇位を継ぐ第一子よりも、臣属として扱われる第二子、第三子の中にも、王者足りうる先祖返り≠ェ存在する、と。そして、その筆頭に上げられているのが、陛下の御寵愛が深いにも関わらず、神官長の座に甘んじていらっしゃる、バスティル殿下なのです』
『では、この度の事件は、隔世神秘主義論者の中でも、叔父上を祭り上げられては困る者達の奸計だと?』
『その可能性は高いかと。いくら皇族とはいえ、本家と分家では、民の信奉も格段に違いますゆえ……』
『なるほど。同じ先祖返りならば、少しでも血の濃い℃メの方が有利という訳か』
 分家よりも遥かに血の薄い♂艪ェ身を思い、ユウザは苦笑した。しかし、その独言に触れることなく、グラハムは慎重に締め括った。
『とにかく、本家対分家の争いという点では、これまでと何ら変わりはございませぬが、敵が思想犯だという事だけは、ご留意あそばされますように』
 これが、彼の言いかけた殿下のお耳に入れておきたき事≠ナあった。
『肝に銘じよう』
 グラハムの進言に礼を言い、ユウザは独り、物思いに沈んだ。
 年の離れぬ叔父と過ごした時間は、どれを思い返しても無邪気で陽気で懐かしく、自分は、やはりバスティルが好きなのだと痛感する。
 取分け印象深いのが、ユウザが九つになったばかりの星祭≠ナの一齣[ひとこま]だ。
【ご覧、ユウザ。あれは、お前の星だよ】
 大人たちの酒宴場から離れ、叔父と見上げた冬の夜空。
 青白く輝く星を指差して、バスティルは、いつも二人きりの時だけそうするように、神聖語で語りかけてきた。
【わたし……の?】
 当時、神聖語を習い始めて間もなかったユウザは拙い発音で訊き返した。今思えば、少しでも早く神聖語の抑揚に慣れるようにとの、叔父の配慮だったに違いない。
【そう、あれは冥王星と言ってね、冥界の守護神、ユウザリウスを象徴する星なんだよ。解るかい?】
 流暢な叔父の言葉に頷きながら、ユウザは、その実、半分も聞き取れていなかった。ただ、何となく聞き覚えのある単語から、大体の意味を推察するので精一杯である。
 そんな彼の様子を知ってか知らずか、バスティルは、一音一音がはっきりと聞き取れる程ゆっくり、言葉を紡いだ。まるで、家庭教師のラパンサが異国語を教授する時と同じように。
【あの青い星を見ると、穏やかな気持ちになるだろう?】
【はい】
 今度は、しっかりと意味が解って頷くと、バスティルは灰緑色の瞳を和ませた。
【それはね、冥界が死者たちの安住の地だからなんだよ。どんなに現世が辛く、悲しくても、死後の世界では誰もが必ず救われる……】
 でもね、と、ふいに母国語に戻して、叔父は続けた。
『死んでからしか幸せになれないなんて、そんなの、おかしいと思わないかい? 私はね、ユウザ、今生きている人たちが、生きている内に幸せになれる世界を創りたいんだよ』
 あの星に誓って――。
 そう言いながらバスティルが指差したのは、青白い冥王星とは対照的な、燃えるような深紅の火星だった。炎と生命を司る男神、バスティラヌスの星。
 まだ少年だった叔父の、あの熱情のこもった瞳を、ユウザは今でも時折、頼もしく思い返す。優しく穏やかな笑顔に秘められた、国を想い、民を想う強靭な心。
 バスティルが成人と共に神職に就いたのも、周りの者は、彼に武芸の才が乏しいからだと判断したようだが、ユウザは、そうは思わなかった。
 バスティラヌスへの誓いを果たすために、叔父は私欲にまみれた政に携わる道を避け、進んで神との対話を選んだのだ。少なくとも、ユウザの目には、そう映ったのだが……。
【貴方と争いたくないと願ってきたのは、私だけなのでしょうか?】
 ユウザは、目前を揺蕩[たゆた]う過去の面影に向けて、声に出して問うた。
 自分は、叔父を疑うことはしても、切り捨てることは出来そうに無い。
 しかし、だからと言って、これまで通り、丸腰でバスティルと付き合い続けて良いものだろうか? グラハムが言うように、外衣[マント]は本当にすり替えられたのだろうか? あの哀れな乞食が刺客であったという確たる証拠が得られたなら、どんなにか……。
 あの時、男を生け捕りに出来なかった己の力不足が尚さら悔やまれたが、いくら考えても詮なき事と諦めて、ユウザは腹を括った。
 仮に、バスティルが自分を殺したいほど疎ましく思っていたとしても、[おの]が目で真実を確かめない限りは、絶対に叔父を信じぬく。それで自分が騙されたとしても、後悔はしない。
 こうして、眠れぬ夜を窓辺で過ごしたユウザが、暗中に村長宅を抜け出すサイファを見出したのは幸運な偶然であったと言えよう。
「――確かに、状況証拠ばかりが整いすぎておりますね」
 炎舞石による暗殺未遂の経緯を聞いたクロエは、なぜバスティルが皇太子襲撃の容疑者と目されているかを手短に語った。
 アグディルが襲われた直後、現場に残された矢の残骸を街中[まちじゅう]の武具屋に見せて聞き込みしたところ、客の依頼でソルヴァイユ神殿へ奉納した矢の中に、それと[おぼ]しき物が含まれていたのだという。
 通常、神殿の宝物庫の鍵を管理しているのは、神職の長であるバスティルと、副神官長のシュワル・エカリア、カルミア・ラシオンの三名のみで、その内、誰の許可も得ずに蔵へ出入りできるのは、バスティルただ一人であった。
「無論、これだけでバスティル殿下を犯人と決めつける訳には参りませんが、疑いが濃厚なのは否めません。まして皇太子殿下と、バスティル殿下を溺愛なさっている皇帝陛下の不和は、公然の秘密ですから、邪推が飛び交うのも致し方ないのでしょう……」
 そう言って、クロエは思慮深く両の目を伏せた。
「では、今現在、叔父上は容疑者として拘束されているのか?」
「はい……表向きは、神官長にまで何かあってはと、大事をとって外出を控えて頂いている形になっておりますが、事実上、軟禁されておいでです」
「何という事だ……」
 呟いて、ユウザは唇を噛んだ。未だ見ぬ敵への怒りが、にわかに胸にこみ上げる。
「……クロエよ、正直なところ、皇太子殿下は私の到着まで持つと思うか?」
 激情を殺して尋ねると、彼は一瞬の正直な[]の後、静かに首を振った。
「わかりません。ただ、殿下は、意識を失われる直前まで、ご自身の身代わりとなって倒れた兵たちを、気にかけておいででした。そして、昏睡される間際、傍に付き添っていらしたセシリア妃殿下と[わたくし]に向かって、はっきりと仰ったのです」
 息子を頼む、と。
 クロエは、燦々と降り注ぐ斜光に目を射られた風を装って、そっと俯き、瞬きした。青年の張りのある目元に、刹那の煌きが走る。
「……そうそう簡単に、頼まれてなるものか」
 拳を固く握り締め、父の快復を心から祈願した時、ユウザは、ふと何かの気配を感じ、耳を澄ました。
「殿下?」
「静かに――」
 如何なさいました? と、いぶかしむクロエを遮り、更に耳に神経を集中させる。
 いつの間にか鳥の[さえず]りが止み、遠くから、明らかに不自然な、木々を揺るがす風音が近づいてきた――瞬間。
「お前!」
 茂みから勢いよく姿を現した騎馬を見て、ユウザは目を瞠った。
「やーっと追いついた!」
 前脚[ぜんきゃく]を高らかに上げたスゥーラを見事に制し、サイファ・テイラントは、ひらりと地面に降り立った。そして、呆気に取られた彼の眼前に人差し指を突きつけて、眩しいほど華やかに笑う。
「あんたが悪いんだぞ」
 あたしが寝てる[あいだ]に、置き去りになんてするから。
- 2006.10.24 -
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